
ごきげんよう!
誰でも簡単キレイな大人着物
はじめませんか?
神戸 芦屋 西宮
着付け教室るりいろの松本ちえです。
先日の睦静紀さんの凱旋講演での着物コーデのご紹介です。
全体のテーマはトリコロールカラー
ご案内に「ぐっとドレスアップしてお越しください」
とあったので、ここは発色のよいアンティーク着物を中心にコーデしようと決めていました。
で、静紀さん社中さんがパリで日舞公演を成功されて
その「パリ凱旋公演」でしたので
色はフランスをイメージして
「トリコロールカラー」コーデにしよう!と思いつきました。
青・白・赤
これを着物 帯 小物で表現してみたわけです。
図らずも柄の色が赤なので
後ろ姿も3色に!
会場の雰囲気ともあってたみたい!
こちらの雰囲気出てる
私が数割増しの写真はAuraさんが撮影してくださいました。
アンティーク着物をとステンドグラスは
なんとも相性がいいんですね!
着物の袖が長いのがお分かりいただけるかな
袖が長いとテンション上がるのです。笑
今は袖の丈はおおむね決まっていますが(1尺3寸が多い)
戦前はみなさん好きな丈にしていたようですよ。
着物はアンティーク着物
この青の着物は戦前のアンティーク着物。
地紋は麻の葉模様です。
裏地に真っ赤な紅絹(もみ)といわれる生地が使われていたり
袖が長かったり。
上半身には柄も紋もないのですが
裾には見えないところにも
植物が描かれています。
背が低い私が着ても
帯で柄が途切れず、
綺麗に柄が出ていていい感じ!
お花の種類よくわからなので
季節に関係なく着れることにしようと思っています笑
これは、例によって母に貰いました。
ひそかなポイントは半衿
「蜘蛛の巣はハロウィンだからですか?」
って聞かれましたが
もちろん、それもあります。

が、
蜘蛛の巣の柄は
わりと昔からあります。
平安時代には
軒に蜘蛛の巣がかかれば
「待ち人来たる」
という意味があったり
明治大正には
良い客が着く、ということで
芸者さんたちが身につけたり。
運や縁、人気がくっついて
離れない
という意味から
芸人さんが身につけたり
(私の好きな桂春蝶さんも、
蜘蛛の巣柄のお着物をお持ちです)
しあわせを
離さない、なんてことを
いう方も。
けっして
おどろおどろしいものでは
ありません。
今回は、
縁起を担いで
蜘蛛の巣にしました。
帯まわり
帯はやゝ アンティーク着物で買ったアンティークの袋帯。
豪華な刺繍がなんとも迫力あります。
ただし、だいぶ生地が弱って来たので
もう、このまま締めるのは難しいかも・・・
帯締めは三分紐
帯留はシルバー製の雲形。
出雲大社の雲の絵のようで
ひそかなお気に入りです。
帯揚げは縮緬の赤色を。
この赤は発色がよく
これだけでコーデが引き締まるので
華やかにしたいときはよく使います。
帯は後ろ姿も刺繍がたっぷり。
装いに「気持ちを込める」「意味を持たせる」
着物はこのように
お祝いの気持ちを込めたり
意味を持たせたりすることが
洋服より簡単だ思います。
色や柄も無限にあるし、
小物もいろいろ使えますしね。
大人の遊び心がうずくポイントではないでしょうか。
他の皆さんも
会場の雰囲気に合わせた
豪華でシックな装いをされている方が多かったです。
お着物をお召の方が、やはり多かったかな。
皆さんのコーデを拝見したり
コーデのポイントを聞くのも
とっても楽しいものですよ!