
ごきげんよう!
誰でも簡単キレイな大人着物
はじめませんか?
神戸 芦屋 西宮
着付け教室るりいろの松本ちえです。
今日は、キモノの時の下着について、書いてみようと思います。
ちなみに「下着」の中でも
「体の保温、快適さ、衛生を維持するもの」を肌着
「体型を整える効果があるもの」を
ファウンデーションと呼ぶそうです。
着物の場合は「肌着」に当たるのが
肌襦袢と裾除けでしょうか。
裾除けは、きちんと身に着けると体型補正もできますから
正確にいうと、その中間かな。
ちょっと脱線しました
そもそも、「ショーツ」が日本女性の生活に入ってきたのは
明治時代。
鹿鳴館などで、
上流階級の皆さんは洋装でダンスをしていました。
その洋装の下にトランクスがもっとゆったりして、
膝丈くらいある
「ショーツ」の原型を履き始めたようです。
とはいえ、ほんの一部の人だけです。
そのほかの一般の人は、というと
「湯文字」という膝丈の巻きスカート状のものを
身に着けていました。
その上に裾除けをつけます。
たまに昔の日本人は下着をつけてなかった、
みたいな文章を見ますが
西洋の下着は着けてないけど、
日本式の下着「湯文字」は身に着けていたようです。
この浮世絵の右から2番目の人、
長襦袢の下に直接、裾除けをつけようとしているように見えるけど…。
今のショーツが定着したのは、戦後。
あのワコールの創業は1949年です。
で、私が普段、キモノの肌着の下に何を履いているかというと
「ソング」です。
もしくは、ヒップを丸ごと
包んでくれるタイプです。
中途半端にお尻がはみ出すのは、
絶対ダメ。
お尻の形が崩れます。
ところでソングは
Tバッグともよばれていますね。
これは1980年代にブラジルで生まれたそうです。
さすがカーニバルの国!
下着の原型は紀元前に適当な布を巻きつけたのが始まりらしいので
ソングは産まれたてみたいなものですね。
もともと、キモノを着るようになる前から
下着が好きでコレクターだった私。
引き出しに並ぶ下着をみてうっとりしている人でした。笑
私は、なにより下着のラインがお尻に出るのが
絶対イヤなんです。
ということで、ソングタイプでした。
キモノでも、
油断したらお尻にショーツのラインが出ることはあります。
なので、私はいまでもソング派もしくは
すっぽり包む派です。
もしくは、ローライズで
お尻にラインが出ないものがおススメです!
色が目立たない方がいいときは
(白地の浴衣とか)
下着の色にも気をつけたいですね。

そうそう、キモノのときは深履きのショーツは絶対ダメ。
紐がショーツの上に来ると、
お手洗いでショーツがおろせなくて焦ることになります。
プチパニックですよ!
そもそも、帯やなんやかんやで
キモノのときのお腹周りは暖かいから
深履きでなくても冬に冷えたりはしません。
今日は、肌着の下の事情をご紹介しました。
では、また~。
あ、後編は和装ブラとか書く予定です!
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