
誰でもキレイで楽ちん。
神戸 芦屋 西宮 着付け教室るりいろです。
4月はじめ、師匠と一緒に大寄せのお茶会に行ってきました。
大寄せというのは文字通り、たくさんの方が来られて、
お茶室の規模にもよりますが、一度に10~30人くらいがお茶席に入って、
お茶を点てるところを拝見しながら、お茶をいただくという感じです。
このとき行った大阪の淀屋橋鶴屋八幡のお茶室は、最大20名程度の規模です。
私的に、大寄せのお茶席に行くときの着物コーデのポイントは、ズバリ
「控えめ」
色も、「原色」は避け、ベージュやグレーなどの落ち着いた色か「淡い色」
小物の取り合わせも、コントラストが強くならないように気をつけます。
極端ですが黒にオレンジの帯とか
赤い着物に真っ白の帯とか
そういうのは避けます。
どういう茶会かにもよりますが。
なぜかというと
お茶室の空間は、ご亭主が心を砕いて整えられたもの。
だからです。
自分が目立つのではなく
あくまで皆さんと同じ空間でお茶をいただくこと
また、その空間自体を味わうことが大切だと思うから何ですね。
ご亭主は
お軸、花、香合、釜、水差し、たぼこ盆、火入れ、茶器、茶碗、茶杓
他にもたくさんのお道具を、その季節に合わせて調和し、それぞれが引き立つように
考えて組んでおられます。
その空間の中で、一人浮くことが無いように考えますね。
着物は淡いピンクの染の小紋。
帯は亀甲柄で、縁起よく。
小物も淡い色でまとめました。
衣紋(えもん。首の後ろのすき間)はちょっと控えめに。
こぶし1つ分が標準と言われますが、ほんの少し、狭くしています。
羽織物は、紗袷の道行コート。この時期だけのもの。
去年、お茶の先輩がお召で、いいな~と思っていたら、別の方から頂きました。
裏地が透けているのが、お分かりいただけるでしょうか?
裏地は絽なので、紗合わせというか、紗と絽の合わせというか・・・。
後は、もちろん季節感のあるモチーフを身に着けるのもいいですね。
普段のお出かけは、
ご自分が着たいものを着たいように身に着けるのが楽しくていいんです。
相手がいる場合、主役がいる場合、
そういう時はちょっと、装いについて考えてみるのもいいと思います。
ここまで書いてきてなんですが笑
難しく考えすぎず、まずはお茶席を体験してみるのもいいですよ!
大阪、淀屋橋の鶴屋八幡の茶席は毎月第一日曜日(9:30~14:30受付、1月8月除く)
もし、言ってみたいけど一人では無理・・・って方は、ご一緒しましょう。
7月にも行く予定です!